大手総合スーパーとして知名度の高いユニーですが、2019年1月には大手ディスカウントストアを擁するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの完全子会社になりました。同時に、代表取締役会長にはパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの社長でもある大原孝治氏が就任しています。ユニーの店舗はドン・キホーテ化され、内装や陳列も大きく変化しました。
客層が若返ったとの声もあり、売上の拡大にもつながり大きな結果を残したのです。これからも小売業の有力な企業として発展していくでしょう。今後の2社の発展にも注目していきたいところです。大原孝治氏は、ドン・キホーテの売場担当者や店長を経て、CEOへと登り詰めた叩き上げの経営者です。ドン・キホーテ躍進の裏には、お客様の目線に立って経営を考える大原孝治氏の手腕があったことは間違いありません。常にお客様を第一に考える「顧客最優先主義」は、サービス業ではよく聞かれる言葉です。しかし、その実践は難しいのが実状です。ドン・キホーテは大原孝治氏主導のもと、この顧客最優先主義を愚直に実践し続けたからこそ、ここまで愛される大企業となったのでしょう。また、大原孝治氏は、自店の常識は地域の非常識というポリシーを持っています。常に現状に満足してしまわないように、自身のモチベーションを上げていたのではないかと思われます。時代の流れを意識し、何が求められているか将来を見据えているのです。大原孝治氏がユニーの会長に就任したことで、ユニーの経営もより良い方向へ変化すると考えられます。
ユニーとドンキの将来を握る大原孝治会長
